林田 明(同志社大学 理工学部 教授)
貫名信行(同志社大学 脳科学研究科 教授)
小原克博(同志社大学 神学部 教授、良心学研究センター長)
武藤 崇(同志社大学 心理学部 教授)
廣安 知之(同志社大学 生命医科学部 教授)
近年、研究者の不正行為が社会的な関心を引いたり、また、民生用と軍事用の両方に利用可能なデュアルユースの科学研究の是非が問われてきました。自然科学の発展、その技術的な応用は、人類社会に大きな貢献をしてきた一方、人体実験・優生思想や原子爆弾の開発に代表されるように、人の生存を著しく脅かした歴史も有しています。必ずしも価値中立的ではあり得ない科学研究の今後を「科学者の良心」の視点から展望します。