小原 克博(同志社大学 神学部 教授/良心学研究センター長)
「環境倫理とキリスト教──良心の個別性と普遍性を考える」
和田 喜彦(同志社大学 経済学部 教授)
「『科学技術』開発を多面的視点から監視せよ」
和田 元(同志社大学 理工学部 教授)
2011年の3.11東日本大震災以降、原発の是非を中心に、将来における日本のあるべきエネルギー政策について広く論じられてきた。しかし、現在、政府は原発を重視し、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを抑制した電源構成を政策として進めようとしている。こうした課題を粘り強く考えていくためには、環境問題に対する理解を養い、技術論だけでなく、倫理的な視点を持つことが欠かせない。本シンポジウムでは、同志社大学の精神的基盤でもある「良心」を視野に入れながら、環境問題に対する多様な課題を共有していきたい。