内藤 正典(同志社大学大学院 グローバル・スタディーズ研究科 教授)
小原 克博(同志社大学 神学部 教授、良心学研究センター長)
菊池 恵介(同志社大学大学院 グローバル・スタディーズ研究科 准教授)
Idiris Danismaz(同志社大学 高等研究教育機構 特定任用研究員)
混迷を深めるシリア内戦。それに連動する形で生じてきたヨーロッパに向かう未曾有の数の難民たち。移民・難民の受け入れをめぐり、「ヨーロッパの良心」が試されていると言われていますが、いまだEU諸国の間でも十分な合意形成がなされてはいません。移民の多くはムスリムですが、ムスリムにとって、ヨーロッパは安住の地となっているのでしょうか。このような問いに各国が向き合っているさなか、11月13日、パリで同時多発テロ事件が起きました。これら課題はそれぞれが個別の事情を持ちながらも、すべて連関しており、日本社会もそれと無関係ではいられません。良心の痛む事件を目の当たりにして、これらの課題に向き合っていく視座を得るために、緊急のシンポジウムを開催いたします。