遠藤比呂通(弁護士、憲法研究者)
小原克博(同志社大学 神学部 教授、良心学研究センター長)
深谷格(同志社大学大学院司法研究科教授)
中西久枝(同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授)
憲法第19条に「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」と記されています。しかし、歴史的に見れば「良心の自由」は決して自明なものではありませんでした。ヨーロッパにおけるカトリックとプロテスタントの抗争を経て「信教の自由」が徐々に保障され、それが「基本的人権」の基礎を作りました。思想・良心の自由もそこに源泉を持ちます。このシンポジウムでは、東北大学助教授を経て、弁護士に転身し、1998年以降、西成法律事務所を運営する市井の憲法研究者・遠藤比呂通氏を講師として招き、法と良心をめぐる課題を考えます。