同志社大学 良心学研究センター

研究活動

同志社大学 良心学研究センター > 研究活動 > 公開シンポジウム「見えないものを信じるこころ──比較認知科学と教育学の視点から」(赤ちゃん学研究センターと共催)

公開シンポジウム「見えないものを信じるこころ──比較認知科学と教育学の視点から」(赤ちゃん学研究センターと共催)

日時:
2019年10月17日(木)16:40-18:40
場所:
同志社大学 今出川キャンパス 同志社礼拝堂

講師

松沢哲郎(京都大学高等研究院 特別教授)

近藤 卓(日本ウェルネススポーツ大学 教授)

司会

箕浦 有希久(同志社大学赤ちゃん学研究センター 特任助教)

コメンテーター

小原克博(同志社大学神学部 教授、良心学研究センター センター長)

板倉昭二(同志社大学赤ちゃん学研究センター 副センター長、専任フェロー教授)

日下菜穂子(同志社女子大学現代社会学部 教授)

趣旨

 二人の講師を招き、「見えないものを信じるこころ」が人間の成長にとっていかに重要なのかに迫っていきます。比較認知科学を専門とする松沢哲郎氏には、チンパンジーが基本的には「いま、ここ、わたし」の世界に生きているのに対し、人間は、今だけでなく、ここだけでなく、わたしだけでない、「あなた」のために生きるようになったこと、人間の「分かちあう心」の進化的基盤をお話しいただきます。教育学を専門とする近藤卓氏には、子どもの自尊感情といのちの体験、そしてそこで重要な鍵を握る共有体験についてお話しいただきます。

※入場無料、事前申し込み不要
 
良心学研究センターは、現代世界における「良心」をめぐる課題を考察し、その応用可能性・実践可能性(統合知および実践知としての良心)を探求することを通じて、学際的な研究領域として「良心学」を構築することを目的としています。赤ちゃん学研究センターはヒトの起点である胎児期から乳児期にかけての行動、認知、身体の発達に関する基礎的な原理を明らかにすることによって「ヒト」から「人」へとかわる発達のメカニズムの解明を目指しています。2つのセンターの合同シンポジウムをどうぞお楽しみください。