小原克博(同志社大学 神学部 教授、良心学研究センター長)
廣安知之(同志社大学 生命医科学部 教授)
飯尾尊優(同志社大学 文化情報学部 准教授)
中田寿穂(日本マイクロソフト パブリックセクター統括本部)
このシンポジウムでは、ChatGPTに代表される生成AI(対話型AI)を活用した大学教育の新しい展開や研究での効果、そして留意すべき課題について議論する。高度なAIは「諸刃の剣」としての側面を持っており、AIが人間や社会に対し悪用されたり、脅威とならないようにするためには、それを運用するための指針や新たな価値観が必要となる。良心学研究センターでは、2019年、2022年にAIに関するシンポジウムを開催し、「人工物(AI・ロボット)と共に知る良心」の視点から課題にアプローチしてきた。今回のシンポジウムでも、技術的側面の説明にとどまらず、新しい時代状況に対応するための良心概念の拡張可能性を考え、同志社ならではの対応の道を示したい。
ChatGPTなどの最先端のAIの教育への影響は、すでに世界中の大学等教育機関で議論されている。日本でも、学生によるレポート作成などにおいて、今後、AIの影響が如実に現れると予想される。学生のAI利用に対し、大学はどのように向き合っていけばよいのかについても共に考える機会としたい。
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